パリンカって何?



sony mem stick 014.JPG本物のパリンカを作るのは、職人技です。


好みの味やアルコール度数を作り上げるためには、


最初の 材料の量を調整する必要があるからです。


マラムレシュの一般的な パリンカは60度くらいで

2度蒸留してあります。トランシルヴァニア地方の

南部では、 アルコール度数は下がるものの、


プラムのフルティーな香りが増したパリンカが作られます。


ショットグラスに注いだ際、純粋なパリンカには細かい泡が


出来ます。地元の人はその泡を「パール」と言います。

 


通常、パリンカは、ワイン作りが終わった、


10月初旬から12月初旬の間に作られます。



 


翌年に作業を 残さないためには、クリスマス前に終わらせるのが慣わしです。


プラムを使用する場合、パリンカ作りを開始する6-8週間前に、大きな樽にプラムを入れ、発酵させます。

 

 


伝統とルーマニアで定めている基準(SR)によると、


蒸留は真鍮製(黄銅)の蒸留器で行い、


木材や炭などで火をおこします。伝統的な蒸留作業は、


そのためだけに特別に建てられた小屋の中か


野外で行われることが一般ですが、


トランシルヴァニア地方では丘の上で行われます。






火の温度は、蒸留器の音を聞き、製造の途中途中で味見をし、


その結果、適性温度を判断、調整します。

 

大半のパリンカは、蒸留した後オーク製の樽に入れられ、




そこで半年から10年の熟成させるものもあれば(黄金色になり、香りも増す)、


すぐに消費されるものもあります。

 

 

ルーマニアでは、パリンカは食前酒として、チーズや


トマトや玉ねぎなどと、飲まれています。食欲を増すために、

お食事の前に飲みます。


パリンカは強いお酒なので、ゆっくり飲むよりも、ショットでグイ!っと、


召し上がって頂くことをお勧めいたします。


ルーマニアでは、パリンカは結婚式、洗礼式、狩猟、


収穫祭、宗教的な祝日、家族の再会などの色々な



場面で飲まれています。 ルーマニアの田舎では、パリンカで乾杯をし、


ワインはどちらかというとパーティーの終盤に差し掛かったころに飲みます。



病のためのお酒?



「人々をどんな場面でも、パリンカでおもてなしすることが出来ます。結婚式、先礼式、お葬式の際に人々を何でもてなしたらいいか?


答えはパリンカ!どんな機会でも大丈夫ですよ。」とビホール地方のパリンカ職人は言います。


パリンカは心の薬として使われるだけではなく、体の病にも使用されます。


地元の人は、お腹が痛い場合、パリンカにはちみつを混ぜて飲みます。


風邪をひいたら、パリンカにコショウ。血行を良くしたいのだったら、パリンカにサルビアを混ぜて20日間寝かせたのを飲みます。


コレステロールが気になる場合は、パリンカを潰したニンニクと混ぜ、少々寝かせ、それを毎朝少しずつ飲みます。


ダキア人の時代から受け継がれたパリンカをビホール地方の人々はとても大切にしています。